どのようなローンが組めるの?

どのようなローンが組めるの?

どのようなローンが組めるの?

リフォームをするために利用するローンには大きく2種類あります。

①住宅ローン

②リフォームローン

それぞれの大まかな特徴は下記のようになります。

住宅ローンを利用するメリット

リフォームローンに比べて借入上限額が高い

リフォームローンは最大で1000万円までしか借りられないケースも多くなりますが、大規模な増改築やリフォームでは1000万円ではまかないきれない場合もあります。

住宅ローンでは最大で1億円の借入限度額が一般的なので、大規模な増改築やリフォームでもカバーすることが可能です。

ただし、借入上限額は年収に対する返済負担率によって決まりますし、自動車などのローンが残っている場合には上限が下がってしまうケースもあるので

必ず希望額借りられるものではないので注意が必要です。

リフォームローンに比べて長期の返済期間を設定できる

リフォームローンの返済期間は最長で10年~15年が基本ですが、住宅ローンの返済期間は最長で35年が基本となります。

長期の返済が可能なため、月々の負担を減らすことができます

住宅ローンにくらべて金利が低い

リフォームローンの金利は2%~5%に対し、住宅ローンの金利はおおよそ0.5%~2.5%と低くなります。

金利の差が1%と聞くとあまり大きな違いを感じませんが、実際にシュミレーションしてみると金利負担の差に驚くかもしれません。

住宅ローンを借りた方がリフォームローンに比べて金利負担を大きく軽減できます。

住宅ローン控除が使える

住宅ローン控除とは住宅ローン残高に応じて所得税が控除される制度です。この控除は、リフォームで借りた場合でも適用されるケースもあります。

※住宅ローン控除の対象とならないリフォームもありますので、注意は必要です。

団体信用生命保険(団信)が利用できる

団信とは、ローン利用者が、死亡または高度障害の状態になった場合に備えられる保険です。具体的には住宅ローンを借り入れしたひとが死亡したり

高度障害の状況になったら保険が適用されローンの残高を支払う必要がなくなります。

住宅ローンでは基本的に団体信用生命保険(団信)に入る事が義務付けられています。

万が一の時に保険が適用されるので安心といえます。

住宅ローンを利用するデメリット

担保の設定が必要

住宅ローンは基本的に担保の設定(抵当権設定)が必要となり、その分書類手続きの費用がかかります

審査が厳しい

リフォームローンに比べて審査が厳しくなります。住宅ローンの審査は通らなくてもリフォームローンの審査は通るといったケースもあります。

ただ、金融機関によっても審査基準は異なるので、住宅ローンの審査でも金融機関によって通る、通らないといったケースもあります。

審査に時間がかかる

ローンが下りるまでの審査期間に時間が1ヵ月以上かかることもあるため、すぐのリフォームは難しく、計画的にリフォームを行う予定を組まなくてはなりません。

健康でなければ借入が難しい

住宅ローンの利用に際しては、基本的に団体信用生命保険(団信)の加入が義務つけられているため、一定の健康状態であることが加入の条件となります。

持病が原因で団信に加入できない時は住宅ローンを基本的に組むことができません。

ただし、フラット35は団信が不要であったり、団信事態も金融機関によって審査基準がちがうので万が一持病をお持ちの方でも諦めないでください。

リフォームローンを利用するメリット

担保の設定が不要なものもある

無担保ローンは、抵当権の設定が不要なので、審査期間が短く、手数料も少なく済むケースがあります。

注意点としては、有担保型に比べて借入上限額が低く、返済期間も短く、金利も高くなるケースがあります。

住宅ローンに比べて審査が緩い

リフォームローンでは住宅ローンと比べて審査基準が緩いため、住宅ローンの審査は通らなくても

リフォームローンの審査は通ったというケースもあります。

審査期間が最短数日

リフォームローンの審査は、最短で1日~2日、長くても一週間程度で完了します。住宅ローン審査は2週間~1か月の期間を有するため

すこしでも早くリフォームに着手したい時にはリフォームローンが適しています。

少額から借入可能

リフォームローンでは少額(10万円以上)の借入も可能です。

壁の補修や手摺取付などちょっとしたリフォームでは工期も短く費用も数十万円で済むケースも良くあります。

そのような場合には手続きも簡単なリフォームローンがお勧めです。

住宅ローン返済中も利用可能

リフォームローンでは住宅ローンの返済がまだ残っている場合、併用してローンを組むことが可能です。(審査に適合した場合)

ただし、住宅ローンとリフォームローンを同時に返済していく形となるので、生活に支障がでるような無理な返済とならないよう十分に計画を立てましょう。

リフォームローンを利用するデメリット

住宅ローンと比べて借りられる金額が少ない

リフォームローンは住宅ローンと比べて借りられる上限金額が少なく、無担保ローンで組む場合は上限額が500万円程度の金融機関もあります。

そのため、大規模な増改築やリフォームでは500万円を超えるケースもあるのでリフォームローンでは対応が難しいケースも。

基本的にリフォームローンは少額のリフォームで借入する場合に適しています。

住宅ローンと比べて金利が高い

住宅ローンの金利はおおよそ0.5%~2.5%に対し、リフォームローンの金利は2%~5%程度と高くなります。

金利の差が1%と聞くとあまり大きな違いを感じませんが、実際にシュミレーションしてみると金利負担の差に驚くかもしれません。

借入金額に応じてどれぐらいの差がでるか住宅ローンと比較検討は必ずしましょう。

住宅ローンと比べて借入期間の設定が短い

住宅ローンの返済期間は最長35年が一般的ですが、リフォームローンの返済期間は1年~15年ぐらいが基本です。

借入額にもよりますが毎月の返済額が大きくなるので無理なく返済がしていけるか、十分に計画を立てた上で検討しましょう。

団体信用生命保険(団信)設定をしていないケースがある

団信とは、ローン利用者が、死亡または高度障害の状態になった場合に備えられる保険です。

具体的には住宅ローンを借り入れしたひとが死亡したり高度障害の状況になったら保険が適用されローンの残高を支払う必要がなくなります。

住宅ローンで借入する場合は基本的に団体信用生命保険(団信)の設定が基本となりますが、リフォームローンで借入する場合には団信の設定は不要なケースもおおくあります。

上記を見てわかるように住宅ローン・リフォームローンそれぞれにメリットデメリットがあります。

住宅ローンでリフォームを検討したい方

新しく中古物件を購入する際に、リフォームも合わせて住宅ローンに組み込む事はもちろん良くあるケースですが、

すでに住宅ローンを組まれているお家に住んでいる場合でもリフォームをする際に住宅ローンを選択の一つとして検討することは可能です。

方法としては、別の金融機関で今ある住宅ローンの残債分と新たにリフォームする金額を合体させたリフォーム一体型の住宅ローンへの借り換えを行う形です。

※借り換えするには、手数料(銀行・各種手続き)が新たに発生するため、必ずしもリフォームローンで借りるよりメリットがあるとは言い切れませんが、

借り換えの場合、金利の優遇をしていたり、そもそも今借りている住宅ローン金利より下がるケースも良くあるので検討する余地は十分にあると思います。

※金融機関も金利・手数料・審査基準がまちまちです。一つの銀行で選ぶのではなく複数の金融機関を比較するようにしましょう。場合によっては返済金額に、数十万の差が出るケースもあります。

リフォームローンでリフォームを検討したい方

リフォーム工事費が少額だったり、住宅ローンを利用するのが難しかったりする方の中にはリフォームローンを検討している人もいると思います。

リフォームローンは比較的審査も通りやすく、審査期間も短いので、ちょっとしたリフォームには適切な選択になります。

ただし、金融機関も金利・手数料・審査基準がまちまちです。一つの銀行で選ぶのではなく複数の金融機関を比較するようにしましょう。

場合によっては返済金額に、数万円の差が出るケースもあります。

まとめ

リフォームをする際に自己資金でまかなうのも選択の一つではありますが、万が一の備えとして貯金は崩さずとっておく(学費や車代などのため)のも選択の一つとなります。

また、大規模な増改築やリフォームでは自己資金だけではまかないきれないケースもあると思います。

そのようなときに検討したいのがリフォームローンや住宅ローンです。

それぞれにメリットデメリットがあるので十分に理解した上で最適な方法をご検討してみて下さい。

基本的にはリフォーム金額が少なければリフォームローン、高額なリフォームを検討している場合は住宅ローンをご検討いただくと良いと思います。

 

 

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