すこしでも安くしたいけどどんな方法がある?

すこしでも安くしたいけどどんな方法がある?

はじめに

メンテナンスが必要な事は分かっていても、少しでも予算を抑えたいというのが本音。という方も多いと思います。

ただ、予算を抑えたあまり業者に手抜き工事をされては本末転倒です。それだけは避けなければいけません。

ここでは、無理に予算を抑えるのではなく、業者さん側にとっても無理なく抑えやすい方法をご紹介させて頂きます。

※必ずしも、どこの業者さんも下記内容を実施できるわけではないので注意が必要です。

知り合いや近所の人と一緒に依頼する

複数棟まとめて工事を依頼する場合、塗り㎡が大きくなると㎡単価も抑えられるので、一棟で工事を依頼するよりも予算を抑えられる可能性が高くなります。

また、同時に複数棟工事を受注できると、業者側も一棟当たりにかかる広告宣伝費なども軽減されるので、その分予算を抑えやすくなります。

一度、ご近所様とご相談してみてまとめて工事を依頼するのも一つの予算を抑える方法ですので試す価値はあるかもしれません。

まとめてリフォームの依頼をする

一つ一つ単独で工事を何回かに分けて依頼するよりも、まとめて一回で工事を依頼した方が工事金額は大きくなりますが、

一つ一つの工事単価は抑えられる傾向にあるので、合計した金額は安くなる可能性があります。

業者側もまとめて工事を段取りするのと、一つ一つ工事を段取りするのとで、人件費等の効率面が大きく変わってくる場合があります。

外壁塗装と合わせ内装や水廻り・外構工事などをお考えの場合は、まとめて工事をやるといくらお値打ちになるか確認してみるのも一つの方法です。

知り合いの塗装職人さんに直で頼む

これはごく限られた人しか実践するのは難しいと思いますが、お知り合いに信頼できる職人さんがいたら一度相談してみるのも良いかもしれません。

うまくいけば大幅に予算削減できる可能性があります。

基本的に塗装店やリフォーム店に依頼した場合に必要な費用の内訳としては、

(材料費+人件費+現場経費)、原価+利益(原価のおおよそ20%から30%)=工事単価

となります。

直に職人さんへ工事を依頼すると、この利益の部分(20%~30%)を大幅に削減できる可能性があります。

直に職人さんへ頼む際、材料は自分でインターネットなどを利用して購入し、職人さんには1日(〇万円)という形で

日当金額の合計で工事を依頼するとよりお値打ちになる可能性があります。

※いくら直に職人さんへ依頼したとしても職人さん自身が利益を多く見込んでいたら安くならないので注意が必要です。

※日当いくらで、工事を依頼する際は、事前におおよそ何日かかるかしっかり確認はしておきましょう。

職人さんのレベルにもよりますが、一日当たりの人件費はおおよそ(1.5万円~2.5万円)が業界の基準です。

少し多めの日当でお願いしたとしても、利益分が乗ってこないので十分に予算を抑えられる可能性もあると思います。

この方法で工事を行う際は、工事の工程や使用材料などを十分に下調べして把握しておかないと難しいと思います。

また後々もめ事にならないよう十分に打合せを行っておくなど注意が必要です。

※塗装店やリフォーム店に依頼する場合と違って現場管理がいない事や、保証書が発行されない事など色々とリスクもあるので十分に注意しましょう。

材料の仕入れを自分で行う

材料の仕入れは自分で行い、施工だけを依頼する方法があります。

この方法を実施したい場合、事前に可能かどうか業者に確認しましょう。材料仕入れも全て業者側で行わないと工事はしないという会社も良くあります。

※工事単価の内訳はこのようになります

(材料費+人件費+現場経費)、原価+利益(原価のおおよそ20%から30%)=工事単価

上記のように、材料も業者が発注段取りすると、そこにも利益が乗ってきます。

自分で材料を発注して段取りした場合には材料に利益分が乗らないので、予算削減が出来る可能性があります。

協力してくれる業者さんが見つかった場合、ネットなどで材料を自分で仕入れして施工金額だけ見積りしてもらうと費用を抑えられるケースもあります。

※先に材料の仕入れをしてしまうのではなく、業者さんに施工費だけでいくらになるかお見積りしてもらって安くなることが分かってから、材料を仕入れるようにしましょう。

塗装は先送りにし、シーリング工事と防水工事だけを行う

一般的にはシーリングとバルコニーの防水がお家にとって重要度は高く、次に重要なのが塗装になります。

シーリングの劣化やバルコニーの防水の劣化による建物への負担は大きく、雨漏りや腐食、シロアリ等の原因にも起因してしまいます。

極端なお話をすると、シーリングとバルコニーの防水工事をしっかりやっておけば、雨水の侵入は防げますが、

塗装工事だけしっかりやっても雨水の侵入は防げません。一般的な大きさのお家でも、足場を組む費用が15万~20万円程掛かってきます。

なので、せっかく足場を組むのであれば、足場がなくては出来ない工事はまとめて施工した方が得策だと思います。

例えば、屋根と外壁塗装などです。屋根と外壁塗装を実施するのであれば、シーリングの工事は基本的に外壁塗装前に行うケースもあるので、

合わせて行うのが得策かと思います。ただ、どの工事にも足場が必ず必要か?と言われるとそうでもありません。

お家の立地条件にもよりますが、足場がなくてもバルコニーの防水工事や、シーリング補修などは施工出来るケースもあります。

また、外壁や屋根はそれほど劣化していないけど、シーリングだけは劣化して割れてしまっているといったお家も良く見ます。

その場合は、立地条件にもよりますが、はしごなどを使って足場を組まずにシーリング補修だけやっておくのも一つの策だと思います。

また、バルコニーの防水工事も基本的にベランダの昇降用はしごさえ設置できれば足場がなくても施工できますので、

塗装する際にまとめてやるのも一つですが、時期を見て別々に工事するのもひとつの方法です。

結論としては、シーリングとバルコニー防水工事を先にやっておくのは考え方としては良いと思いますが、

塗装工事だけをさきにやっておくというのはあまり得策ではないと思います。

HPの施工事例やお客様とスタッフとの写真撮影、チラシへの掲載、完成現場見学会の会場として提供する

リフォーム会社にもよりますが、HPやチラシなどでの集客に力を入たり、完成した現場の見学会を実施するリフォーム会社もあります。

その場合はリフォーム店にも大きなメリットがあるため、宣伝広告費としてお値引きできる可能性もあると思います

着工時期を業者都合に合わせる

閑散期に施工をする代わりにお値引きしてもらう。塗装には人気のシーズンがあります。主に春と秋です。

春や秋はどこの塗装屋さんも忙しい傾向にありますが、真夏や真冬などは現場の数も少なくなる傾向にあります。

現場の数が少ないときは自社の職人を遊ばせてしまうリスクなどから薄利でも現場があるとありがたいと思う会社もあると思います。

DIY

これにまさる予算削減はないと思います。ただ、足場に登っての作業はやはり危険ですし、塗装には技術・知識などが多く必要なのであまりお勧めはできません。

もしそれでもDIYで施工をお考えの方は素人でも綺麗に仕上げるコツや、長持ちする材料選定などアドバイスはさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。

余っている建材や設備を使えないか確認してみる

お値段を抑えられるなら、材料や設備、色にはそこまで拘らない。という方もいると思います。

自社で材料管理している会社には在庫の建材や設備、塗料があったりします。その在庫の塗料などを使用して施工できないか確認してみてください。

場合によっては材料代が大幅に浮くのでコストを抑えられる場合もあります。

 紹介サイトは利用しない

※インターネットなどで、「一括見積サイト」や「補助金を利用した業者紹介サイト」などなど・・・業者を無料で3社ほどご紹介してくれるサイトや、

一覧表から業者を3社ほど選定できるサイトがありますが、実は業者側が紹介サイトに1案件紹介ごとに15,000円払い、なおかつ契約時には契約金額の

10%ほど手数料を支払っているといったケースがほとんどだからです。お施主様は知らずに工事を依頼しても、

結局その手数料分がお見積りのどこか分からない形で乗ってくる可能性があるので注意しましょう。

 相見積を取る

相見積りを3社ほど取って比較しましょう。お勧めの相見積りの取り方としては、業者さんに「相見積りは3社ほど取るつもりです」と最初に伝えましょう。

また、3社の見積り書が出揃うまではどこの会社で相見積もりしたとか、いくら位の見積りが出たとかいう情報はすべての業者さんに伏せておいた方が良いです。

3社全てのお見積りが出揃ったタイミングで、恐らくお気に入りの業者さんがおおよそ検討ついているかと思います。

そこの業者さんに、見積書を比べてここがA社より高いけどもう少し検討してもらえませんか?と交渉してみてください。

より良い業者さまで少しでもお値打ちに工事できる可能性があると思います。

 助成金・補助金を利用する

地方自治体などによりますが、補助金や補助金制度を利用できる場合もあります。詳しくはお住いの役所などにお尋ねください。

※補助金を利用するためにはいくつか条件もあり、施工前の申請が必須条件になりますので注意してください。

ただすべての地域でどの工事でも受けられる訳ではなく、各市町村によって条件や対象が違うので、まずはお住まいの地域でどのような助成金や補助金が

うけられるか市区町村の公式HPや一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会の運営する

住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトなどで、自治体独自の補助金・助成金制度がないかどうか、事前に確認することをお勧めします。

 

2024年 大枠の補助金

子育てエコホーム支援事業公式サイト

先進的窓リノベ事業公式サイト

・給湯省エネ事業公式サイト

既存住宅における断熱リフォーム支援事業公式サイト

長期優良住宅化リフォーム推進事業公式サイト

 火災保険を利用する

火災保険を利用できるケースもあります。

火災保険と聞くと、火事の時につかうイメージがあると思いますが、台風や風災など自然災害による被害・水災・建物外部からの物体の落下、飛来、衝突などにも利用できることが多いです。経年劣化による損傷などには利用できないので、誰でも利用できるものではありませんが、保険を使えるのに使わずに実費で治すのはもったいないので一度確認してみましょう。

また、確認するには屋根の状況も見たりするので、一般の方が自分で見るのは危険だと思います。基本的にはリフォーム業者などがサポートしてくれるケースも多いので相談してみると良いと思います。

 

おわりに

上記のようにうまくいけば予算を抑えられる方法を一通り記載させて頂きました。

すべての方法を実践できるわけではないと思いますが、一つでも実践することで予算を削減できれば幸いです。

気を付ける点としては、予算重視になってしまうことだけは避けましょう。勿論、予算削減するに越したことありませんが、

品質が良い工事をしたうえでの予算削減が大前提になります。

無理な予算削減により品質が下がってしまっては後々逆に損をするケースもありますので十分な注意が必要です。

 

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