業者さんに、お値引きしてもらう方法とかある?
まずは相場をしるために相見積もりを3社は取りましょう。
相見積もりを依頼する業者選定する際に気を付ける点としては、紹介サイトなどを利用しない事です。
自ら直接3社ほどの業者を選定し、それぞれの会社にこちらから連絡するのがお勧めです。
・インターネットなどで、「一括見積サイト」や「補助金を利用した業者紹介サイト」などなど・・・業者を無料で3社ほどご紹介してくれる
サイトや、一覧表から業者を3社ほど選定できるサイトがありますが、実は業者側が紹介サイトに1案件紹介ごとに15,000円払い、なおかつ
契約時には契約金額の10%ほど手数料を支払っているといったケースがほとんどだからです。お施主様は知らずに工事を依頼しても、
結局その手数料分がお見積りのどこか分からない形で乗ってくる可能性があるので注意しましょう。
・相見積もりで3社に依頼する際、「3社ほど相見積もりを取るつもりです」と伝えるようにしましょう。
また、見積りを比較しやすいように、塗料の種類や工事内容を揃えてお願いすると良いと思います。
・どこの業者でお見積りしますか?とか、すでに出ているほかの業者の見積りはありますか?とかいくら位で予算をお考えですか?
と聞かれてもそこは伏せておいた方が得策です。
・先に業者にこちらの希望する金額をいうのは辞めておいた方が得策です。
この業界、まだまだいろいろな業者が存在します。コンプライアンス的な問題ではありますが、希望金額が相場より高い金額だとお見積りも金額に
余裕を持たせたお見積りになる可能性がありますし、相場より低い金額だと、工事の質を落として価格を合わせてくるケースも考えられます。
比較検討しましょう
・3社ほどの見積りが出揃った段階で、それぞれの工事項目・数量・数量単価を比較検討してみましょう。
・あからさまに数量が大きい項目や数量単価が高い項目、よそには工事項目で記載されているのに抜けている項目などがないかを意識してみるのがよいです。
・細かく分析した上で、ここの項目はA社が高いけどここはB社が安いなど分析してみてください。
※見積りが全て揃うまえに、今なら安くしますよ!っといった営業トークなどで契約してしまうのは辞めましょう!焦りは禁物です。
業者に交渉する前の注意点
業者に交渉する上で注意点としては、無茶な値引き交渉は逆にリスクにもなるケースがあるので注意しましょう。
コンプライアンス的な問題にもなりますが、仕事が欲しいあまり安い金額にも応じて工事を受注し、すこしでも利益を出すために
手抜き工事をするといった流れになる業者もいるかもしれません。
しつこい値引き交渉は避けましょう
リフォームは完成品ではなく、未完成品を商いとしているので、家電量販店のように完成品を売りにしている場合であれば、いかに安く購入
するかを交渉の対象とするべきポイントかと思いますが、リフォーム工事は契約時がリフォーム工事の未完成品を完成品にしていく始まりになります。
あまりしつこく値引き交渉したがために担当者との関係性が崩れてしまっては元も子もありません。その点は注意しましょう。
3社ほどの見積りを比べて、相場が大体みえてくると思います。
その段階で相場より少し安い金額を着地点と考えて交渉すると良いと思います。
業者さんに交渉しましょう
まずはお値引きできないか聞いてみましょう
リフォーム会社によっては、一円もお値引きしません。といった会社もあるとおもいますが、ある程度の含みを持たせたお見積りで、
すんなり値引きしてくれるケースも存在します。まずはダメ元で確認してみましょう。
見積りを比較した結果、どこが他社と比べて高いといった具体的な内容で交渉してみましょう。
ただ闇雲に値引きをお願いするより、他社と比べて分析した結果どこがどのように高いと指摘してお値引き交渉したほうが通りやすいケースもあります。
着工時期をリフォーム会社の都合に合わせて行う。
閑散期に施工をする代わりにお値引きしてもらう。塗装には人気のシーズンがあります。主に春と秋です。
春や秋はどこの塗装屋さんも忙しい傾向にありますが、真夏や真冬などは現場の数も少なくなる傾向にあります。
現場の数が少ないときは自社の職人を遊ばせてしまうリスクなどから薄利でも現場があるとありがたいと思う会社もあると思います。
余っている建材や設備を使えないか確認してみる。
お値段を抑えられるなら、材料や設備、色にはそこまで拘らない。という方もいると思います。
自社で材料管理している会社には在庫の建材や設備、塗料があったりします。その在庫の塗料などを使用して施工できないか確認してみてください。
場合によっては材料代が大幅に浮くのでコストを抑えられる場合もあります。
HPの施工事例やお客様とスタッフとの写真撮影、チラシへの掲載、完成現場見学会の会場として提供する。
リフォーム会社にもよりますが、HPやチラシなどでの集客に力を入たり、完成した現場の見学会を実施するリフォーム会社もあります。
その場合はリフォーム店にも大きなメリットがあるため、宣伝広告費としてお値引きできる可能性もあると思います。
お値引きしてもらったあとにもう一声「あと〇万円下げてくれるなら御社に工事お願いします」
とお願いしてみるのも良いと思います。
業者さんも相見積もりで自社を選んで欲しいという気持ちは強いと思います。上司に掛け合うなり担当者も努力してくれるケースもあると思います。
一旦値引き金額を持ち帰ってもらいましょう
ある一定ライン以上のお値引きは担当者ごとに権限はなく、上司の許可が必要な場合もあります。その場合は一旦持ち帰ってもらって
可能かどうか判断してもらいましょう。
最後に
やはり何よりも大切なのは、①相見積もりを取る事②十分に比較検討する事③無理のない範囲で出来る限りお値打ちにしてもらう交渉をすることです。
ただ闇雲に交渉するのではなく、リフォーム業者にとってもメリットとなる部分で無理なく交渉していくと関係性も崩れず
良い関係も築けるし、交渉しやすいので良いと思います。皆様が、すこしでもお値打ちにかつ良い工事に繋がれば幸いです。